サウスダコタ

精選版 日本国語大辞典 「サウスダコタ」の意味・読み・例文・類語

サウス‐ダコタ

(South Dakota) アメリカ合衆国中西部の州。第四〇番目の独立州。中央平原の北部にあり、中央部を南北ミズーリ川が貫流する。州都ピア。コムギトウモロコシなど穀類栽培畜産などを主とする農業地帯。

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改訂新版 世界大百科事典 「サウスダコタ」の意味・わかりやすい解説

サウス・ダコタ[州]
South Dakota

アメリカ合衆国中西部の州。略称S.Dak.,S.D.。連邦加入1889年,40番目。面積20万km2,人口81万4180(2010)。州都ピーア,最大都市スー・フォールズ。1803年のルイジアナ購入により合衆国領となる。ダコタはスー族の言語で〈友人〉の意味。別称として〈ブリザード(大吹雪)州〉もしくは〈サンシャイン(日光)州〉と呼ばれるのは,ステップ気候で夏冬の差の大きさを示す。さらに〈コヨーテ州〉という別称は,人跡まれな西部の州というアメリカ人一般の印象を表している。ノース・ダコタ州としばしば混同され,ケネディ大統領が選挙運動中にこのまちがいを犯した話は有名である。中央部をミズーリ川が流れ,西部に観光地として名高いブラック・ヒルズ山地がある。4人の大統領の顔を刻んだラシュモア山もここにある。1874年,カスター将軍の連隊がこの山地で金を発見し,ゴールドラッシュが起こった。その結果,インディアンの追出しが進み,76年のカスター大隊の敗北(モンタナ州内)から90年のウーンデッド・ニー虐殺まで,血なまぐさい闘争が続いた。ホームステーク鉱山中心とする金(全米1位,1980)の採掘は今日も盛んである。ブラック・ヒルズ山地を除けば,平たんなグレート・プレーンズに位置し,農牧業では牧草,ライ麦,燕麦(全米2位,1980)などの飼料作物の栽培と肉牛放牧重点が置かれている。
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デジタル大辞泉プラス 「サウスダコタ」の解説

サウスダコタ

《South Dakota》アメリカ海軍の戦艦。サウスダコタ級の1番艦。超弩級の高速戦艦。船体識別番号はBB-57。1941年進水、1942年就役。1947年退役。1962年、スクラップとして売却。

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