サウスベンド(英語表記)South Bend

デジタル大辞泉 「サウスベンド」の意味・読み・例文・類語

サウス‐ベンド(South Bend)

米国インディアナ州北部の都市名称セントジョーゼフ川の湾曲部に位置することにちなむ。毛皮交易荷馬車生産で発展し、20世紀を通じて、各種工業が盛んだった。カトリック系のノートルダム大学セントメリー女子大学が所在

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改訂新版 世界大百科事典 「サウスベンド」の意味・わかりやすい解説

サウス・ベンド
South Bend

アメリカ合衆国,インディアナ州北部,セント・ジョゼフ川に臨む工業都市人口10万5262(2005)。17世紀後半にフランス人探検家が入り,1820年代初期に毛皮交易所が設けられ,川の屈曲部bendを意味するこの市名は30年に採用された。農業地帯に位置し,トウモロコシ小麦,酪製品など農産物集散・加工の一中心地で,農業・電気・交通機器などの多様な工業生産でも知られる。19世紀には,特に馬車の生産で知られた。カトリック系のノートル・ダム大学(1842)とセント・メアリーズ大学(1844)の所在地である。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サウスベンド」の意味・わかりやすい解説

サウスベンド
South Bend

アメリカ合衆国,インディアナ州北部の都市。シカゴ東方約 120km,セントジョーゼフ川が大きく湾曲する地点にあるため,この名がついた。 1820年代にアメリカ毛皮会社がここに取引所をつくった。 19世紀後半にミシンなどの工場ができた。 20世紀中頃にこれらの工場が閉鎖されたのちは工業の多様化が進み,また同州北部のみならずミシガン州南部の商業金融の中心地となっている。州内唯一のカトリック系大学ノートルダム大学 (1842創立) がある。人口 10万 5511 (1990) 。

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