サズ

デジタル大辞泉 「サズ」の意味・読み・例文・類語

サズ(〈トルコ〉saz)

《「サーズ」とも》トルコアゼルバイジャンなどのリュート撥弦はつげん楽器

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「サズ」の意味・わかりやすい解説

サズ

トルコの洋梨形の木製共鳴胴と長い棹をもつリュート属撥弦楽器。複弦3コースの金属弦。棹にナイロン糸を巻きつけた可動フレット。右手に小さなばち(現在はプラスチック)を持って奏する。おもに民謡や語り物の伴奏に用いられるが,歌や踊りの旋律を自由にアレンジして,即興的に独奏することもある。大きさによりジュラcura(小型),バーラマ(中型),ボズクbozuk(大型)などの名称がある。西アジアのセタール,中央アジアのドゥタールギリシアブズキなどと関連が深い。

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