法則の辞典 の解説
サットンの式【Sutton's formula】
ここで C(x,y,z)は,煙突の基底を(0,0,0)として,風の方向を x,これに直角な水平方向を y,垂直方向を z としたときの座標(x,y,z)における煙の濃度に当たる.Q は単位時間当たりの排出量,U は風速,He は有効煙突高度,σy と σz は正規分布の標準偏差で,拡散パラメータ,またはサットンの拡散定数と呼ばれる.
この式で z=0とおけば地表面における煤煙濃度を表す次の式が得られるが,通常「サットンの式」として使われるのはこちらのほうである.