ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サン=ジュスト」の意味・わかりやすい解説
サン=ジュスト
Saint-Just, Louis (-Antoine-Léon) de
[没]1794.7.28. パリ
M.ロベスピエールの片腕とされるフランスの政治家。立法議会議員選挙に立候補して当選したが,年齢的に若すぎて失格。 1792年9月エーヌ県選出の国民公会議員となり,国王ルイ 16世の死刑に賛成する演説を行なった。翌年5月公安委員会委員に就任,10月 10日「平和になるまで革命政府を必要とする」 14条の法令を提案,10月 22日 P.ル・バとライン軍に派遣され,「ライン軍兵士への布告」を発して軍紀の粛正に努力した。 94年1月北方軍に派遣されて任務を果し,2月国民公会議長となった。3月3日「バントーズ法」について演説。再び北方軍に派遣されフルーリュスの戦いに勝利。6月末パリに帰ったが,7月 27日テルミドール九日の反動によってロベスピエールとともに捕えられて翌日処刑された。
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