サン・レミ聖堂(読み)サン・レミせいどう(英語表記)Abbaye de Saint-Rémi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サン・レミ聖堂」の意味・わかりやすい解説

サン・レミ聖堂
サン・レミせいどう
Abbaye de Saint-Rémi

ランス北東部,マルヌ県ランスにある聖堂ランス大聖堂の南に位置する。6世紀初頭,フランク王国の国王クロービス1世洗礼を授けたランスの初代大司教レミギウス (サン・レミ) の墓所に,11世紀から 12世紀にかけて修道院として建てられた。修道院本体は現在博物館となっているが,ロマネスク様式の聖堂には 1847年に再建されたレミギウスの墓がある。付近にある大司教の公邸であったトウ宮殿は,現在では美術館となりランス大聖堂の貴重な宝物が収められている。 1991年ランス大聖堂,トウ宮殿とともに世界遺産の文化遺産に登録。

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