サンマルタン島(読み)サンマルタンとう(英語表記)Saint-Martin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンマルタン島」の意味・わかりやすい解説

サンマルタン島
サンマルタンとう
Saint-Martin

西インド諸島東部,小アンティル諸島北部のリーワード諸島北部にある島。オランダ語ではシントマールテン島 Sint Maarten。アンギラ島の南に位置する。北部はフランス海外県グアドループ(→グアドループ島)に属していたが 2007年に分離,フランス海外準県サンマルタンとなる。南部はオランダ自治領シントマールテンに属する。1493年クリストファー・コロンブスが来航。17世紀前半フランス人,スペイン人,オランダ人が相次いで入植,1648年オランダ,フランスの間で分割条約締結。主産業は製塩,ワタ栽培,牧畜近年カリブ海諸島の主要観光・保養地となっている。サンマルタンは面積 55km2,人口 3万6661(2008推計),首都マリゴ。シントマールテンは面積 34km2,人口 4万2296(2010推計),首都フィリップスブルフ。

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改訂新版 世界大百科事典 「サンマルタン島」の意味・わかりやすい解説

サン・マルタン[島]
Saint Martin

カリブ海小アンティル諸島のリーワード諸島に属し,プエルト・リコの東に位置する。人口約3万5000(2006)。1648年以来,島の北半分(54km2)がフランス領,南半分はオランダ領(セント・マールテン,41km2)である。1493年にコロンブスが発見。17世紀から製塩が行われてきたが,近年,とくにオランダ領が観光地として注目されている。綿花サイザル麻ココナッツプランテーションがある。
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