サーレマ島(読み)サーレマとう(英語表記)ostrov Saaremaa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サーレマ島」の意味・わかりやすい解説

サーレマ島
サーレマとう
ostrov Saaremaa

エストニア西部,バルト海にある島。面積 2674km2。旧称エーゼル Ösel島。 13世紀にドイツ騎士団領となり,1561年デンマーク領,1645年スウェーデン領,1721年ロシア領に編入された。スール海峡によって本土とへだてられ,リガ湾湾口をふさぐ形で横たわる。低平な島で土壌はやせ,ところどころに針葉樹林があるだけで植生は乏しい。畜産業,漁業が行われ,夏の保養地として知られる。主要都市キンギセップ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android