日本大百科全書(ニッポニカ) 「ザンクト・ペルテン」の意味・わかりやすい解説 ザンクト・ペルテンざんくとぺるてんSankt Pölten オーストリア北東部、ニーダーエスターライヒ州の州都。人口4万9121(2001)。アルプス前地のトライゼン川沿いにあり、ローマ時代の都市に起源をもつ。1247年に都市権を得ており、18世紀に司教管区首都になった。中世に起源をもつ輸出用織物の伝統が、18世紀のマニュファクチュア時代に綿工業をおこし、第一次世界大戦前に州の主要な工業都市になっている。繊維工業のほかに、機械・鉄道車両工業も盛ん。[前島郁雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「ザンクト・ペルテン」の意味・わかりやすい解説 ザンクト・ペルテン オーストリア,ニーダーエスターライヒ州,ウィーン西方約56kmの古都。機械・繊維・製紙工業が行われる。ロマネスクから初期ゴシック様式のものをバロック風に改装した大聖堂ほか多くのバロック建築がある。5万1955人(2011)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報