ザーンダム(英語表記)Zaandam

改訂新版 世界大百科事典 「ザーンダム」の意味・わかりやすい解説

ザーンダム
Zaandam

オランダ,北ホラント州の昔の工業地帯。現在はザーンスタットZaanstad市の一部をなす。17世紀には数百基の風車がたち並び,これを動力源にして造船製材製紙搾油などの諸工業が大いに栄えた。アムステルダムに隣接していたので,さながらアムステルダムの工業地帯の観があった。とくに造船業は有名で,ロシアのピョートル大帝が1697年に視察に訪れたほどである。現在でも緑色の風車が多数残っており,風車博物館もある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ザーンダム」の意味・わかりやすい解説

ザーンダム

ザーンスタット」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android