シャンナン(山南)地区(読み)シャンナン(英語表記)Shannan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャンナン(山南)地区」の意味・わかりやすい解説

シャンナン(山南)〔地区〕
シャンナン
Shannan

チベット語ではロカ lho kha。中国西南地方,チベット (西蔵) 自治区南部の地区。南部はヒマラヤ山脈の北斜面で,北半はヤルン川谷底平野である。 12県から成り,行政中心地はネドン (乃東) 県のツェタン (沢当) 。チベット族のほかムン族やロ族が住む。ヤルン川の谷は古くから「チベットの穀倉」と呼ばれ,ハダカムギイネコムギトウモロコシなどが栽培される。牧畜も盛ん。人口 28万 807 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android