百科事典マイペディア 「シュターミツ」の意味・わかりやすい解説
シュターミツ
→関連項目合奏協奏曲|管弦楽|シンフォニア
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ボヘミア(チェコ)の作曲家,バイオリン奏者。マンハイムの宮廷で活躍し,マンハイム楽派の主導的人物として広範な影響を与える。おそらく1741年にボヘミアを離れて,マンハイムの宮廷にバイオリン奏者として仕え,44-46年にコンサートマスター。ヨーロッパにおけるオーケストラの基礎を作り,またたくさんの有能な弟子たちを育てる。作曲家としては,約60曲の交響曲,10曲のオーケストラ・トリオのほか,協奏曲,室内楽曲などが現存している。これらの作品は大胆なクレッシェンドとデクレッシェンドを用いたオーケストラのより劇的な扱いなどをはじめとする新しい古典派様式を見せている。2人の息子カール・フィリップCarl Philipp(1745-1801)とアントンAnton(1750-1789から1809)も,作曲家・弦楽器奏者として活躍した。
執筆者:大崎 滋生
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