ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュミット=ロットルフ」の意味・わかりやすい解説
シュミット=ロットルフ
Schmidt-Rottluff, Karl
[没]1976.8.10. ベルリン
ドイツの画家,版画家。ドイツ表現主義の代表者の一人。ドレスデンで建築を学んだが絵画に転じ,1905年 E.キルヒナー,E.ヘッケルらと「ブリュッケ」を創設。 11年ベルリンに移住した。 23~24年イタリア,パリを旅行。 33年ナチスの迫害を受けてプロシア・アカデミーから追放され,41年には一切の制作を禁じられた。第2次世界大戦後ベルリン美術学校教授。 V.ゴッホの影響から出発して表現主義に進み,黒人芸術やキュビスムの影響を受けた。後年は特に色彩問題を追究。早くから版画を手がけ,約 700点の版画を制作した。
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