シュラーフ(読み)しゅらーふ(英語表記)Johannes Schlaf

デジタル大辞泉 「シュラーフ」の意味・読み・例文・類語

シュラーフ

シュラーフザック」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「シュラーフ」の意味・読み・例文・類語

シュラーフ

〘名〙 ⸨シュラフ⸩「シュラーフザック」の略。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュラーフ」の意味・わかりやすい解説

シュラーフ
Schlaf, Johannes

[生]1862.6.21. クウェアフルト
[没]1941.2.2. クウェアフルト
ドイツ小説家,劇作家。 A.ホルツと合作した小説『ハムレット親父』 Papa Hamlet (1889) および戯曲『ゼーリッケ一族』 Die Familie Selicke (90) はドイツの自然主義文学に決定的な影響を及ぼした。その作風徹底自然主義と呼ばれ,自然の瞬間をとらえる細密描写に特色があった。のちに宗教的神秘主義に移行した。ほかに,戯曲『エルツェ親方』 Meister Oelze (92) ,小説『第3の国』 Das dritte Reich (1900) など。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「シュラーフ」の意味・わかりやすい解説

シュラーフ
しゅらーふ
Johannes Schlaf
(1862―1941)

ドイツの作家。チューリンゲン地方に生まれる。ハレ大学で学んだのち、1885年にベルリンに出て、台頭してきた自然主義運動の指導者たちと交わり、とくにアルノー・ホルツとは80年代の終わりに緊密な共同創作を行い、環境の細密描写を特徴とする小説『パパ・ハムレット』(1889)、『ある死』(1889)や、徹底自然主義の代表作といわれる戯曲『ゼーリッケ一家』(1890、自由劇場初演)を発表した。ホルツと決別して戯曲『エルツェ親方』(1892)を書いたが、以後しだいに印象主義的な作風に転じ、叙情詩や新しい世界観を示す長編小説を発表した。

岩淵達治

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