シュワイニッツ(英語表記)Schweinitz, Hans Lothar von

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュワイニッツ」の意味・わかりやすい解説

シュワイニッツ
Schweinitz, Hans Lothar von

[生]1822.12.30. シュレジエン,クラインキルヘン
[没]1901.6.24. カッセル
ドイツ,プロシアの政治家。シュレジエン州の名門貴族の出。ドイツ連邦軍の将官をつとめたのち,1861年プロシアの皇太子フリードリヒ・ウィルヘルム侍従武官となる。若い頃からビスマルクと交友関係にあり,65年以来その対ロシア外交に活躍。保守主義者で,ビスマルクの現実主義政策に必ずしも同調しなかったが,81年の三帝同盟は彼の功績であり,宰相 L.カプリビのもとでの再保障条約の更新断念も彼の影響によるものといわれる。ロシア,フランスの接近で自己の政策の破綻をさとり,92年に引退した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android