シュワインフルト(読み)しゅわいんふると(英語表記)Schweinfurt

デジタル大辞泉 「シュワインフルト」の意味・読み・例文・類語

シュワインフルト(Schweinfurt)

ドイツ中南部、バイエルン州都市マイン川沿いに位置する。工業都市であり、特にベアリング製造で有名。フランケン地方を代表するワイン産地

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シュワインフルト」の意味・わかりやすい解説

シュワインフルト
しゅわいんふると
Schweinfurt

ドイツ中南部、バイエルン州にある都市。人口5万4300(2000)。furtという名が示すように、マイン川の浅瀬の部分に渡津(としん)集落として成立し、11~12世紀に市場町として発達した。とくに家畜とワインの集散地である。19世紀になって工業化が始まり、ボールベアリング、小モーター、塗料(シュワインフルト緑Schweinfurter Grün)工場などはよく知られている。1962年にはマイン川に新港がつくられ、南岸工業地区が成立した。市内には、ザクセンの巨匠N・ホフマンの建築による市庁舎などがある。

[石井英也]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュワインフルト」の意味・わかりやすい解説

シュワインフルト
Schweinfurt

ドイツ南東部,バイエルン州,マイン川北岸の都市。 1254年から帝国直轄都市。下フランケン地方の工業中心地で,機械,ベアリング,塗料,製紙印刷などの工業がある。付近一帯はフランケンワインの産地。家畜市場,ビール工場もある。人口5万 4483 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android