シラクサ(英語表記)Siracusa

デジタル大辞泉 「シラクサ」の意味・読み・例文・類語

シラクサ(Siracusa)

イタリア、シチリア島南東部のイオニア海に臨む商工業港湾都市。前8世紀にギリシャ人植民市として建設し、繁栄アルキメデス生地史跡が多い。近郊のパンタリカにある岩壁の墓地遺跡とともに、2005年、世界遺産文化遺産)に登録された。シラクーザ

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精選版 日本国語大辞典 「シラクサ」の意味・読み・例文・類語

シラクサ

(Siracusa) イタリア南端、シチリア島南東岸の都市。紀元前八世紀ごろコリントスの植民市として建設され、前五世紀ごろ繁栄したが、前二一二年ローマに滅ぼされた。ギリシア・ローマ時代の遺跡が多い。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「シラクサ」の解説

シラクサ
Syrakusai[ギリシア],Syracuse[英]

シチリア東岸の,コリントを母市とするギリシア植民市。前734年頃の建設。前5世紀の前半僭主(せんしゅ)ゲロン,ヒエロン兄弟の時代にカルタゴと並んで,西地中海の最も有力な都市となり,文化的にも栄えた。そして前4世紀前半の僭主ディオニュシオス1世治世に第2の黄金時代を迎える。前211年ローマに敗れ,以後属州シチリアの1市となった。

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旺文社世界史事典 三訂版 「シラクサ」の解説

シラクサ
Siracusa

イタリア南部,シチリア島南東岸にある港湾都市。ギリシア語名シュラクサイ(Syrakusai)
古代ギリシアの植民市で,前466年シチリア全島を支配し,アテネと戦ってこれを破った。また北岸メッサナと争いポエニ戦争の発端となった。前212年ローマに占領され,以後はビザンツ帝国,イスラーム勢力,ノルマン人などの支配を受けた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「シラクサ」の意味・わかりやすい解説

シラクサ
しらくさ

シラクーザ

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