シロネ(白根)(読み)シロネ(英語表記)Lycopus lucidus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シロネ(白根)」の意味・わかりやすい解説

シロネ(白根)
シロネ
Lycopus lucidus

シソ科多年草北半球温帯の水湿地に広く分布し,日本のほぼ全域で湿地や流れのへりなどにみられる。地下茎白色で太い。茎は直立し四角柱状で高さ 1m内外となり,対生する葉を密につける。葉は長さ6~13cmの広披針形両端がとがり,縁に鋭い鋸歯がある。夏から秋にかけて,葉腋に長さ 5mmほどの白色の唇形花を多数つける。地下茎先端の肥厚した部分を食用にする。和名は地下茎が白いのでこの名がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android