シンザン

百科事典マイペディア 「シンザン」の意味・わかりやすい解説

シンザン

競走馬。1961年北海道浦河町松橋吉松牧場生れ。父ヒンドスタン,母ハヤノボリ。1963年京都競馬場の新馬戦でデビュー。1964年4歳時に皐月(さつき)賞,日本ダービー菊花賞三冠,1965年秋の天皇賞有馬記念を制して,史上初の五冠馬となる。通算成績19戦15勝(総収得金額6021万9700円)。1966年現役引退。1996年5月3日競走馬として最長寿記録達成(当時)。同年7月13日死亡。→競馬

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デジタル大辞泉プラス 「シンザン」の解説

シンザン

1961年生まれの日本の競走馬。牡馬(ぼば)。戦後初のクラシック三冠馬。ほか宝塚記念、天皇賞(秋)、有馬記念で優勝。1964年・1965年の年度代表馬となる。種牡馬としても二冠馬ミホシンザンなどを輩出し、1984年には顕彰馬に選出。1996年没。重賞、シンザン記念に名前を残す。

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世界大百科事典(旧版)内のシンザンの言及

【競馬】より

…このうち皐月賞,ダービー,菊花賞の3レースを制した馬を三冠馬と呼ぶが,これもイギリスで2000ギニー,ダービー,セントレジャーに優勝した馬をトリプルクラウン・ホースというところからきている。イギリスではすでに70年のニジンスキーまで15頭の三冠馬が出ているが,日本では1941年セントライト,64年シンザン,83年ミスターシービー,84年シンボリルドルフ,94年ナリタブライアンの5頭だけである。また有馬記念はファン投票,推薦委員会の推薦により出走馬が選出されるもので,1956年に中山グランプリの名で創設され,第2回からその年に死亡した日本中央競馬会第2代理事長有馬頼寧の名をとって改称された。…

※「シンザン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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