ジャコババード(英語表記)Jacobābād

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャコババード」の意味・わかりやすい解説

ジャコババード
Jacobābād

パキスタン南東部,シンド州都市。スックル北西 80kmに位置する。 1847年に初代知事 J.ジェイコブにちなんで命名された。シンド州とクウェッタを結び,クウェッタを経由してアフガニスタンに通じる交通要地。パキスタン西部鉄道の接続点で,主要道路が交差し,空港放送局がある。最高 52℃を記録したことのある酷暑の地。年中行事として牛馬品評会が催される。人口7万 9365 (1981) 。

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世界大百科事典(旧版)内のジャコババードの言及

【シンド】より

…インダス川は西部山地の走向に規定されてS字形に貫流し,河口部はカッチ湿地に接続する湿地帯をなす。砂漠気候に属し,北端のジャコババードの年降水量は99mmで,6月の最高気温の平均は50.0℃(平均気温は36.8℃)と,世界的な暑熱地である。このため農業は灌漑に依存している。…

※「ジャコババード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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