ジャリード湖(読み)ジャリードこ(英語表記)Shatt al-Jarīd

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャリード湖」の意味・わかりやすい解説

ジャリード湖
ジャリードこ
Shatt al-Jarīd

ショット・ジェリードとも呼ばれる。チュニジア南西部の巨大な塩湖で,塩原は約 4900km2にわたって広がっている。雨季を除いては,最も低い部分だけが水面となっており,かつてはガベス湾から西方へ 400kmにもわたって入り海となっていた部分が,乾燥して塩湖となったとされている。したがって,チュニジアからアルジェリアにかけて,同様の塩湖が連続して存在する。鉱物資源として,豊富なリン鉱石が重要であり,世界でも有数の産出量を誇っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android