ジャングルジム(英語表記)junglegym

翻訳|junglegym

精選版 日本国語大辞典 「ジャングルジム」の意味・読み・例文・類語

ジャングル‐ジム

〘名〙 (jungle gym) 金属パイプを立体格子に組んだ子ども用の遊具。中をくぐったり、登り降りしたりして遊ぶ。ジャングル
※エオンタ(1968)〈金井美恵子〉七「ジャングル・ジム、すべり台ブランコ砂場などの、ごくありふれた遊び道具が」

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デジタル大辞泉 「ジャングルジム」の意味・読み・例文・類語

ジャングル‐ジム(jungle gym)

公園・運動場などに置く、金属管を縦・横に一定間隔で組み上げてつくった、幼児児童用の固定遊具。

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改訂新版 世界大百科事典 「ジャングルジム」の意味・わかりやすい解説

ジャングルジム
junglegym

幼児,児童向きの固定された運動遊具。接地部が3~4m四方,高さ2.5~3m,鉄パイプで1区画が40~50cmの枠に仕切られるようにして組み立てられたものが一般的である。1920年ころアメリカで最初につくられたといわれ,日本には大正後期に東京市公園課に紹介されたという。また,お茶の水女子大学付属幼稚園に現存するジャングルジムは,27年にアメリカのコロンビア大学付属幼稚園にあったものをまねてつくられたものである。ジャングルジムでは,登る,くぐる,ぶらさがる,わたる,などの動作を含む遊びができ,ひとりで遊ぶだけでなく,鬼ごっこなど集団の遊びにも活用されている。城のように組み立てた〈キャッスルジム〉や球形に組み立て,中心を通した軸で回転する〈グローブジャングル〉,また,鉄パイプのリングで組み立てた〈リングジャングル〉などがある。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジャングルジム」の意味・わかりやすい解説

ジャングルジム
じゃんぐるじむ
junglegym

鉄、ジュラルミン、または木製の棒を立体格子に組んだ、児童向けの運動遊戯道具。児童公園、幼稚園、小学校などに設備されることが多い。この格子の中をくぐったり、登り降りをすることで、木登りなどにみられる、児童の自然的欲求を満足させるとともに、運動神経や筋肉の訓練にも役だつ。危険性も少なくできている。もとは商標名であった。

[可児秀夫]

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百科事典マイペディア 「ジャングルジム」の意味・わかりやすい解説

ジャングルジム

金属管を縦横に一定間隔で組んだ,やぐら状の子ども用屋外遊戯器具。下をくぐったり,管伝いに昇り降りして遊ぶ。1920年ころ米国で発案され,大正後期に日本に紹介されたという。昭和初期ころから流行,児童公園,幼稚園,小学校等に設けられている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャングルジム」の意味・わかりやすい解説

ジャングルジム
jungle gym

児童遊具の一つ。鉄やジュラルミンのパイプを立体状に格子組みにしたもので,登ったり降りたりして遊ぶ。児童遊園,幼稚園,保育所などに設置されている。

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