ジュネーブ教理問答(読み)ジュネーブきょうりもんどう(英語表記)Catechismus Genevensis[ラテン]

改訂新版 世界大百科事典 「ジュネーブ教理問答」の意味・わかりやすい解説

ジュネーブ教理問答 (ジュネーブきょうりもんどう)
Catechismus Genevensis[ラテン]

カルバンによる教理問答。彼は1541年シュトラスブルクからジュネーブに帰り宗教改革を続行したとき,教会規則とともに教理問答を書きなおした。42年フランス語版,45年ラテン語版が出版された。さきの1537年の教理問答(問答形式をとらない)は《キリスト教綱要初版要約であったが,全4部,373問答のものに改められた。子どもたちは12歳以後,これを教えられて信仰を告白し,教会の成員と認められた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android