ジョアン3世

改訂新版 世界大百科事典 「ジョアン3世」の意味・わかりやすい解説

ジョアン[3世]
João Ⅲ
生没年:1502-57

ポルトガル王。在位1521-57年。父王マヌエル1世から最盛期のポルトガル海洋帝国を受け継いだ。以後アジア,アフリカでは守勢に回ったが,ブラジルでは植民活動の基礎を築いた。学芸の保護育成に努め,ポルトガル・ルネサンス文化の開花をみた。カトリック保護政策を採り,ユダヤ人追放,宗教裁判所の確立,海外布教活動を進めた。
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367日誕生日大事典 「ジョアン3世」の解説

ジョアン3世

生年月日:1502年6月6日
ポルトガル王(在位1521〜57)
1557年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のジョアン3世の言及

【大航海時代】より

…大西洋への進出は遠洋漁業という形をとったが,アフリカへの進出は武力進出の形をとった。1415年ポルトガル国王ジョアン1世はモロッコのセウタを占領し,ここに根拠地を建設した。これがポルトガルの海外進出の第一歩となった。…

※「ジョアン3世」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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