ジョン・エリオット ガーディナー(英語表記)John Eliot Gardiner

現代外国人名録2016 の解説

ジョン・エリオット ガーディナー
John Eliot Gardiner

職業・肩書
指揮者 モンテベルディ合唱団常任指揮者

国籍
英国

生年月日
1943年4月20日

出生地
ドーセットシャー州フォントメル・マグナ

学歴
ケンブリッジ大学キングス・カレッジ(歴史学)卒

経歴
15歳から合唱指揮者として活躍し、18歳でオックスフォードとケンブリッジの合唱団の指揮者となる。キングス・カレッジで学んだ後、フランス政府給費留学生としてパリに留学。1964年ケンブリッジ大学にモンテベルディ合唱団を結成し、’66年ウィグモア・ホールで同合唱団を指揮してデビュー。’67年モンテベルディの「聖母のための夕べの祈り」を演奏し高い評価を受ける。’68年合唱団付属のモンテベルディ管弦楽団を組織。’71年には同合唱団とともにヨーロッパを演奏旅行。’78年に古い楽器を使うオーケストラ、イングリッシュ・バロック・ソロイスツを結成。以後、ステージやレコーディングで華々しく活躍。’90年にはロマン派作品演奏のため、レヴォリュショネール・エ・ロマンティーク管弦楽団を設立。他にリヨン歌劇場音楽監督(’82〜88年)や北ドイツ放送交響楽団首席指揮者(’91〜94年)などを歴任。’89年3月初来日。’90年、ガーディナー指揮のモンデベルディ合唱団に対し、’89年度ザ・シンフォニーホール国際音楽賞(朝日放送主催)が与えられた。ナイト爵位を叙せられる。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 の解説

ジョン・エリオット ガーディナー
John Eliot Gardiner


1943.4.20 -
英国の指揮者。
モンテヴェルディ合唱団,同管弦楽団。
ドーセット州フォントメル・マグナ生まれ。
1964年モンテヴェルディ合唱団を結成。’66年同合唱団を指揮し正式にデビューを飾る。’67年自身で校訂した「ヴェスペレ」をモンテヴェルディ生誕400年を記念して演奏。’67年モンテヴェルディ管弦楽を結成、合唱団を含め、両指揮者として活躍。’73年からラモーオペラを蘇演して注目を集めた。’76年コヴェント・ガーデングルックの「アウリスのイフィゲニア」を指揮してデビュー。パーセルの「メアリー女王の誕生日のためのオード」や、ヘンデルの「ディキシット・ドミヌス」などの代表盤がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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