ジョージ[4世](読み)ジョージ

百科事典マイペディア 「ジョージ[4世]」の意味・わかりやすい解説

ジョージ[4世]【ジョージ】

英国ハノーバー朝4代目の国王(在位1820年−1830年)。ジョージ3世の長男。カトリック教徒の婦人と結婚したり,ブライトンの離宮大金をつぎ込んだりして父の精神病をさらに悪化させ,1795年にブランズウイックのキャロライン王女と結婚したが,離婚をはかったりして醜聞はたえず,国民からはきわめて不評であった。1810年摂政になって統治にのりだしたが,カトリック教徒解放法案の成立(1829年)に反対するなど,国王の権威失墜一役買った。
→関連項目ウィリアム[4世]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android