ジル・ブラス物語(ジル・ブラスものがたり)とは？意味や使い方

ブリタニカ国際大百科事典小項目事典「ジル・ブラス物語」の意味・わかりやすい解説

フランスの作家ル・サージュの小説。4巻。 1715～35年刊。スペインの悪者小説の伝統に立つ作品で，従僕となったジル・ブラスが全国を渡り歩き，さまざまな変転を経て幸福を手に入れるまでを描く。舞台をスペインにかりて，18世紀フランスの社会風俗をいきいきと描写，風刺した傑作。

出典　ブリタニカ国際大百科事典小項目事典ブリタニカ国際大百科事典小項目事典について　情報

今日のキーワード

血液中の脂質（トリグリセリド、コレステロールなど）濃度が基準値の範囲内にない状態（脂質異常症）に対し用いられる薬剤。スタチン（HMG-CoA還元酵素阻害薬）、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン（陰...