…このころの作品には《磔刑図》(フィレンツェ,サンタ・マリア・ノベラ教会)や《聖母子》(フィレンツェ,サン・ジョルジョ・アラ・コスタ教会)などがあげられている。 中期の活動を代表するパドバのスクロベーニ礼拝堂の壁画制作年については諸説あるが,1305年を境に前後数年内に限定されている。ヨアキム,聖母マリア,キリストの諸伝説からの各場面はそれぞれに独立の世界を形成すると同時に,厳粛で静謐なリズムのうちに連続性をもって展開し,全壁画の体系がみごとな調和を見せている。…
※「スクロベーニ礼拝堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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