精選版 日本国語大辞典 「スタンプ」の意味・読み・例文・類語
スタンプ
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翻訳|stamp
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イギリスの地理学者。1923-26年ビルマ(現,ミャンマー)のラングーン大学,45-60年ロンドン大学で地質学,経済地理学,社会地理学の教授をつとめた。土地利用の調査・研究によって知られ,現状の土地利用を,空間的には主として自然条件による土地分類と,時間的には土地利用の歴史的変遷との接点で把握しようとした。1930年イギリス土地利用調査会を組織し,二十数万人の人々の協力を得て調査した結果,イングランド,ウェールズ全土の土地利用図が完成,それらは第2次大戦の際,国土計画に利用され,大きな成果をあげた。また,これら土地利用研究の完成により65年にはナイトの称号を与えられた。国際地理学連合,イギリス地理学会等の会長を歴任,55年には来日した。著書では,土地利用調査結果の報告書(16巻)を要約した《イギリスの国土》(1947)が有名である。ほかに《生と死の地理学》(1964),《応用地理学》(1960)などがある。
執筆者:白井 義彦
切手,印紙など添付するものも指すが,日本では一般に,消印,検印,記念印などの印判をいう。印材にはほとんどゴムが用いられている。日本でゴム印を用いるようになったのは明治中ごろで,1885年(明治18)の新聞に,当時浅草で製造されていたゴム印の紹介記事が載っている。それ以前はツゲ(黄楊)印や石印に印肉をつけて捺印していた。印面にインキをつけるためのスタンプ台は,明治20年前後欧米から輸入された。当時のスタンプ台は,使用のつどインキを塗布しなければならなかった。大正末期には,濃いインキをパッドに浸透させておく万年スタンプ台が日本で製造されるようになり,しだいに改良が加えられた。新しいタイプのゴム印として,スタンプ台不要で何度でも捺印できる浸透印の需要が伸びている。これは多孔質ゴムにインキをしみこませる仕組みで,1954年,日本で開発された。
執筆者:山田 和子
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…土地分類は一つの指標あるいは複数の組合せによる指標を用い,その等質性によって土地単位を設定し,成果は具体的には地図上に表現し,土地単位の内容が分類体系に基づいて解説されることが必要である。 土地利用の現況による土地分類は,最も基本的な資料の一つであり,1930年代にイギリスの地理学者D.スタンプの提唱によりイギリス全土にわたって実施され,縮尺が1:63360の地形図を基図に土地利用図がつくられた。日本では,53年以降行われている国土調査法に基づく土地分類基本調査において,地形分類,表層地質,土壌分類の三つの指標が個別に採用され,5万分の1地形図を基図にそれぞれの成果図がつくられてきている。…
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