スパイクシューズ(読み)すぱいくしゅーず(英語表記)spiked shoes

デジタル大辞泉 「スパイクシューズ」の意味・読み・例文・類語

スパイク‐シューズ(spiked shoes)

靴底スパイク1を取り付けたスポーツ用の靴。

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精選版 日本国語大辞典 「スパイクシューズ」の意味・読み・例文・類語

スパイク‐シューズ

〘名〙 (spiked shoes から) 底にすべり止めの釘(くぎ)を打ちつけたくつ。スパイク。
※日本野球史(1929)〈国民新聞社運動部〉早慶毎期三回戦の申合せアンダーシャツを着込み、スパイクシュースを穿いて」

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「スパイクシューズ」の意味・わかりやすい解説

スパイクシューズ
すぱいくしゅーず
spiked shoes

走るときスリップせず、しっかり地面を踏めるよう、靴の底に鋼鉄製などの釘(くぎ)を取り付けたスポーツ用のシューズ(靴)。一般的には単にスパイクという。1868年11月1日、アメリカのニューヨークアスレチック・クラブの室内大会で、ウィリアム・カーチス(のち第1回オリンピック・アテネ大会の団長)が使ったのが初めてといわれる。そのとき、100ヤード(91メートル)に10秒0を出し、驚異的記録と騒がれた。その後改良に改良を重ねた結果、スターティング・ブロックとともに記録向上に役だっている。

[石井恒男]

スパイク

陸上競技用のスパイク(釘)の長さは短距離18ミリメートル、中距離13ミリメートル、長距離7~10ミリメートルで、本数は6本以内と規定され、やり投げについてはかかとの部分に2本つけることが許される。シューズの底は20ミリメートル以内となっているが、これはタータンの弾力性を考慮に入れたものである。ただし、ばねや仕掛けのあるものは許されていない。

 スパイクシューズは陸上用のほか野球、サッカーラグビー、ゴルフ用などがあり、サッカー、ラグビー用は危険防止のため釘のかわりにゴムあるいは皮製のいぼがつけられている。

[石井恒男]

その後の動き

2019年4月現在、陸上競技用のスパイクの規定は、国内大会では、ピンの長さは9ミリメートル以内(走高跳びとやり投げは12ミリメートル以内)、ピンの直径は4ミリメートル以内、本数は11本以内とされている。国際大会でのピンの長さは7ミリメートル以内とされている。

[編集部]

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