スピンロック

ASCII.jpデジタル用語辞典 「スピンロック」の解説

スピンロック

OSのシステムレベルの排他処理を実現する処理のひとつで、条件が成立するまでループしながら待つ方式CPUパワーを消費するが、同期のためのオーバーヘッドが少なくすむので、比較的短時間の排他制御に向いている。Windows NTでは、カーネルによる低レベルの同期メカニズムとして。主にマルチプロセッサー間の同期処理を行なう際にスピンロックが利用される。スピンロックはカーネル関数によって、カーネル以外でも利用でき、ネットワークドライバーなどのカーネルモードのコンポーネントで、システムリソースモジュールの1ヶ所のみからアクセスされるようにする場合にも利用される。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android