スポーツ少年団(読み)スポーツしょうねんだん

改訂新版 世界大百科事典 「スポーツ少年団」の意味・わかりやすい解説

スポーツ少年団 (スポーツしょうねんだん)

地域社会においてスポーツ活動を中心に組織的な活動をしている少年のスポーツ・クラブで,日本スポーツ少年団に登録し,その認定を受けている。ジュニア・スポーツ・クラブともいい,略称JSC。青少年の健全育成と地域スポーツの振興を目的に,日本体育協会が協会創立50周年記念事業の一つとして1962年6月23日,オリンピックデーを期して創設した。日本体育協会の内部機構に全国を代表する日本スポーツ少年団を,また都道府県市町村の体育協会にもそれぞれの地域を代表するスポーツ少年団を置き,育成に当たっている。厳密な年齢規定はないが,小学生層を中心に,10名から30名程度の団員成人の指導者で一つの団を構成し,スポーツ活動を主体に,そのほか文化活動,奉仕活動などを団員が自主的に決めて行っている。1996年現在,団数は3万4300団で,約97万4000名の団員と17万名の指導者を擁している。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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