スラウェシ(英語表記)Sulawesi

山川 世界史小辞典 改訂新版 「スラウェシ」の解説

スラウェシ
Sulawesi

モルッカ諸島と近接するインドネシアで4番目の大きさの島。香辛料取引の中継港マカッサルが台頭すると,この島は注目を浴び始めた。マカッサル王国は1669年以降オランダ支配に服し,また北スラウェシのミナハサも同じ頃オランダの支配下に置かれた。だがその後も南スラウェシのブギス人やマカッサル人は,東南アジア海域世界で海運業交易漁業において活躍した。インドネシア独立後は1950年代に共和国政府に対する反乱が展開した。

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旺文社世界史事典 三訂版 「スラウェシ」の解説

スラウェシ
Sulawesi

インドネシア共和国北東部,カリマンタンボルネオ)島の東方にある大島。旧称セレベス
16世紀に南部マカッサル地方のイスラーム国のゴワ国が強大になり,香辛料貿易の中継地として栄えた。ポルトガルイギリス・オランダの進出抗争をへて,17世紀にオランダが支配権を握った。

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