スリックタイヤ

デジタル大辞泉 「スリックタイヤ」の意味・読み・例文・類語

スリック‐タイヤ(slick tire)

サーキットレース用のタイヤで、特に軟らかいゴムを用いることによって路面に吸着させるもの。滑り止めの溝(トレッドパターン)がないのが特徴で、雨天には使わない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スリックタイヤ」の意味・わかりやすい解説

スリックタイヤ

現在の自動車レース主流を占める溝なしタイヤ。走行中の発熱によってタイヤ表面のゴムが溶け,粘着力で路面との摩擦を高める。同じスリックタイヤでもゴムの硬さ (コンパウンド) や性質に違いがあり,予選用,決勝用など使い分けられる。主に晴天時に使われ,雨天時はコンパウンドが柔らかく,排水用の溝が入ったレインタイヤが使用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のスリックタイヤの言及

【レース】より

…衣服や衣服の装飾,アクセサリー,カーテンやテーブル掛けなどの部屋飾りに用いられる透し模様のある布。俗ラテン語のラキウムlacium(〈結んでできる輪〉の意)を語源とし,1本または何本かの糸を,かがる,からげる,編む,結ぶ,より合わせる,組み合わせるなどして透し模様にしたものをいう。しかし広義には,はじめに布があってその布の一部を切り取る,織り糸を引きしぼる,あるいは抜き取ってかがるなどして透し模様にしたもの,また網状の布(ネットやチュールなど)に模様を刺繡してレース状に加工したものもレースの名で呼ばれる。…

※「スリックタイヤ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android