セメントボンドログ(英語表記)cement bond logging

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セメントボンドログ」の意味・わかりやすい解説

セメントボンドログ
cement bond logging

音波検層法の一種で,坑井ケーシング (ケーシングパイプ ) および地層を伝わる音波の振幅減衰程度を測定し,ケーシング周囲のセメントがケーシングおよび地層に固着している程度を調査するもの。超音波発信器,受信器と一体になっている測定電極をケーシング内に挿入し,音波がケーシング内を走行して受信器に到達したときの音波振幅を測定する。音波の振幅の減衰が大きいほど,セメントがケーシングと地層に固着している程度が大きく,良好なセメンティングの状態であることを示す。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android