セルバン・シュレベール(読み)せるばんしゅれべーる(英語表記)Jean-Jacques Servan-Schreiber

日本大百科全書(ニッポニカ) 「セルバン・シュレベール」の意味・わかりやすい解説

セルバン・シュレベール
せるばんしゅれべーる
Jean-Jacques Servan-Schreiber
(1924―2006)

フランスジャーナリスト、政治家。理工科大学(エコール・ポリテクニク)に学んだのち『ル・モンド』紙の外交記者(1948~1953)を経て、1953年にマンデス・フランス支持の週刊誌レクスプレス』の創刊に参画し、1970年まで編集の中心にあった。その一方、1967年に著した『アメリカ挑戦』によって得た名声を利用して政界に進出し、1969年に急進社会党書記長、ついで党総裁(1971~1975、1977~1979)を務めた。ジスカール・デスタン大統領の下で行政改革相に就任するが(1974)、フランスの核実験に反対して同年辞任した。

[平瀬徹也]

『林信太郎、吉崎英男訳『アメリカの挑戦』(1968・タイムライフインターナショナル)』『磯村尚徳訳『世界の挑戦』(1980・小学館)』『読売新聞社外報部訳『イスラエルの挑戦』(1989・読売新聞社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android