センボンイチメガサ(千本市女笠)(読み)センボンイチメガサ(英語表記)Kuehneromyces mutabilis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

センボンイチメガサ(千本市女笠)
センボンイチメガサ
Kuehneromyces mutabilis

担子菌類マツタケ目モエギタケ科。夏秋の頃,広葉樹の切り株上に密に集って生じる。傘は径3~6cm,丸山形のちに平らに開き,ときに中央がやや高くなる。黄褐色または茶褐色で濃い部分は赤みが深く,ひだも黄褐色になる。柄は高さ3~7cmで,上方に鍔 (つば) があり,鍔より上は黄褐色,下部黒褐色でささくれが著しい。胞子紋は錆色。食べられる。日本,小アジアジャワカフカスシベリア,北アメリカ,ヨーロッパなどに広く分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android