ソンチョン(宣川)(読み)ソンチョン(英語表記)Sǒnch'ǒn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソンチョン(宣川)」の意味・わかりやすい解説

ソンチョン(宣川)
ソンチョン
Sǒnch'ǒn

北朝鮮,ピョンアンプク (平安北) 道の西部にある町。ソンチョン郡の郡庁所在地。テモク (大睦) 山などの丘陵で囲まれた盆地にあり,付近の農産物集散地として発展。ピョンウイ (平義) 鉄道が通る。 1911年ソンチョン駅での寺内総督暗殺計画を口実に,キリスト教徒,民族主義者に大弾圧が加えられたが,その後も独立運動の拠点の一つであった。周辺では米のほかダイズ,コムギを栽培し,養蚕牧畜も盛ん。金鉱山がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android