ソープレスソープ

精選版 日本国語大辞典 「ソープレスソープ」の意味・読み・例文・類語

ソープレス‐ソープ

〘名〙 (soapless soap) 石鹸(せっけん)以外の表面活性剤のこと。洗剤に用いられる。油脂原料としないので、石鹸ではない石鹸の意で呼ばれるもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ソープレスソープ」の意味・読み・例文・類語

ソープレス‐ソープ(soapless soap)

油脂を原料とする石鹸せっけん以外の、表面活性剤。合成洗剤、特にアルキルベンゼンスルホン酸塩ABS)をさす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソープレスソープ」の意味・わかりやすい解説

ソープレスソープ

合成洗剤」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のソープレスソープの言及

【セッケン(石鹼)】より

…たとえば高級脂肪酸ナトリウムは弱酸・強塩基の塩であるため,その水溶液は弱アルカリ性であり,さらにカルシウム,マグネシウム,バリウムなどの無機塩を含有する硬水中では,これらの金属イオンとで水に不溶性の塩(金属セッケン)をつくり,洗浄剤としての機能を果たさない。そこでこれに代わるものとしてアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム,高級アルコール硫酸エステルナトリウム塩などが合成され,ソープレスソープsoapless soapという名称で市場に登場してきた。現在さまざまな合成洗剤が製造され,利用されており,かつてセッケンは第2次大戦後1959年には38万tの生産量をあげたが,現在では合成洗剤に代替され,生産量は半減している。…

【中性洗剤】より

…これに反してアルキルベンゼンスルホン酸塩や脂肪族硫酸エステルなどは強酸,強塩基の塩であるため水溶液でも中性で,硬水でも洗浄力を保つ。このような洗剤を中性洗剤と呼び,またソープレスソープsoapless soapとも呼んでいる。合成洗剤【内田 安三】。…

※「ソープレスソープ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android