タゴール(Devendranāth Tagore)(読み)たごーる(英語表記)Devendranāth Tagore

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

タゴール(Devendranāth Tagore)
たごーる
Devendranāth Tagore
(1817―1905)

近代インド宗教思想家。ベンガルの大地主の家に生まれ、幼時より『ウパニシャッド』などの宗教文献に親しんだ。1839年には「真理にめざめる会」を結成、ベンガルの知識人たちを中心にインドの伝統的な民族主義思想の鼓吹に努めた。1842年には、彼はこの会を率いてR・M・ローイの宗教・社会改革団体ブラフマ・サマージに参加し、以後、社会教育活動に専念した。有名な詩人のR・タゴールは彼の息子である。

[増原良彦 2018年5月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android