タラハシー(英語表記)Tallahassee

デジタル大辞泉 「タラハシー」の意味・読み・例文・類語

タラハシー(Tallahassee)

米国フロリダ州北西部の都市。同州の州都。19世紀から20世紀初頭にかけて、綿花などの農産物集散地として発展

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改訂新版 世界大百科事典 「タラハシー」の意味・わかりやすい解説

タラハシー
Tallahassee

アメリカ合衆国フロリダ州北西部の同州の州都。人口15万8500(2005)。州政府とフロリダ州立大学およびフロリダ農工大学が主要な雇用機関である。木材と木工製品製造,食品加工業もある。1824年フロリダ準州の主都になり,45年準州の州昇格とともに州都となった。周辺の農業地帯の大規模なプランテーションとともに発達し,現在でも南北戦争以前のプランテーション所有者の豪華な邸宅が残っている。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「タラハシー」の意味・わかりやすい解説

タラハシー
たらはしー
Tallahassee

アメリカ合衆国、フロリダ州北西部の都市で、同州の州都。人口15万0624(2000)。周囲は海岸平野の農業地帯で、野菜、綿花が栽培され、その中に点在する丘陵地は林地となっているため、木材と木工製品、および食品加工業が盛んである。フロリダ州立大学とフロリダ農工大学、および州政府が主要な雇用機関である。1539年にスペインの探検家デソトが到達したとき、この地にはアパラチア・インディアン集落が発達していた。1824年にフロリダ準州の州都になり、先住民のインディアンを追い出すような政策をとってからは人口も増加し、翌年は市となった。45年の州昇格とともに州都となった。南北戦争以前の建物が残っている美しい都市である。

菅野峰明]

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