出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
Mg6[Si8O20](OH)4.滑石ともいう.フィロケイ酸塩.ブルーサイト層{Mg(OH)2}をSiO4の四面体層ではさんだ三層構造をなす.天然には超塩基性岩の熱水変質,ケイ酸質ドロマイトの低温変成の生成物として産出する.単斜晶系,空間群 C 2/c,格子定数 a0 = 0.528,b0 = 0.915,c0 = 1.89 nm.β = 100°15′.塊状,葉片状,へき開{001}完全.硬度1.もろい.密度2.58~2.83 g cm-3.n1.539~1.600.複屈折率約0.05.二軸性負.光軸角2V = 0°~30°.白色,淡緑色,脂感がある.膨張率が小さいため窯業原料として,その他,塗料用の充填剤,熱,電気の絶縁体として用いられる.酸に侵されない.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
フィリピンの革命家。マニラ北西方のパンパンガ州サン・ルイス町の貧農の子として生まれ,青年期にペドロ・アバド・サントスの社会党に入党。同党書記として1930年代後半,パンパンガ州を中心に農民運動,労働争議を精力的に指導した。太平洋戦争期は,42年3月にフィリピン共産党の軍事組織として結成された抗日人民軍(フクバラハップ)司令官としてゲリラ戦に従事し,一躍有名となった。戦後,50年に人民解放軍の司令官として中部ルソンを中心に武力解放闘争に従事したが,54年5月,政府軍に投降し,党中央の非難を受けた。68年9月,マルコス大統領の特赦を受けて出獄し,同大統領の政権下において国民議会議員,また農工業勤労者連合およびフクバラハップ退役軍人協会の会長を務めた。半生の自伝《人民の子》(1953)がある。
執筆者:滝川 勉
→滑石
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…マグネシウム粘土鉱物の一種。タルクtalcとも呼ぶ。化学組成はMg3Si4O10(OH)2。…
…タルクtalc(滑石)を主原料にした,汗をおさえ,肌ざわりをよくする化粧品。〈汗しらず〉の名で知られる。…
…フクバラハップとは抗日人民軍のタガログ語名を略称したものである。最高司令官にはタルクが就任した。ゲリラ兵士の主力となったのは,社会党の指導下にあった全国農民組合(KPMP)の小作農や貧農,社会党の大衆組織である労働者総同盟(AMT)傘下の労働者であり,こうして日本軍の侵攻直後,中部ルソンの貧農,小作農,労働者の一大結集が実現した。…
※「タルク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
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