タルバガタイ

改訂新版 世界大百科事典 「タルバガタイ」の意味・わかりやすい解説

タルバガタイ (塔爾巴哈台
)
Tarbagatay

中央アジア新疆ウイグル自治区北西部の都市。別名チュグチャグ(楚呼楚)。民国時代以降,塔城と呼ばれる。清朝時代,露・清間貿易の要地として重視され,1851年(威豊1)のイリ通商条約によってロシア人に開放されて以来,ロシア人の新疆における貿易活動の中心地となった。露・清間で64年(同治3)および70年にこの地で結ばれたタルバガタイ条約は,シャビン・ダバガからパミール高原に至る露・清間の国境大勢を決定したものとして重要。現在も中・ロ国境上の要地である。
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百科事典マイペディア 「タルバガタイ」の意味・わかりやすい解説

タルバガタイ

塔城

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