ダブリン城(読み)ダブリンジョウ

デジタル大辞泉 「ダブリン城」の意味・読み・例文・類語

ダブリン‐じょう〔‐ジヤウ〕【ダブリン城】

Dublin Castleアイルランドの首都ダブリン中心部にある城。リフィー川の南、旧市街のデイムストリートに面する。13世紀初頭、バイキング要塞があった場所に建造。現在の建物大部分は18世紀から19世紀に建てられたもので、一部の塔が建造当初のノルマン様式外観をとどめている。1922年まで英国総督府が置かれた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のダブリン城の言及

【ダブリン】より

… 名誉革命体制下の18世紀には,ダブリンはプロテスタント支配体制の中心となり,政治的にも安定,数多くの美しい建造物,広い道路,整った町並みが出現した。例えば川の南岸地域にあるダブリン城がほぼ現在の姿にでき上がり,イギリス支配を象徴するものとなったのはこのころであり,トリニティ・カレッジの大部分の建物やアイルランド議事堂(現在のアイルランド銀行)なども完成した。北岸沿いのカスタム・ハウス(税関),フォー・コート(裁判所)などもこのころ建てられた代表的な公共建造物である。…

※「ダブリン城」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android