日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ダーラム(アメリカ合衆国)
だーらむ
Durham
アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州中央部の都市。人口18万7035(2000)。ピードモント地域に位置し、周囲にはタバコ耕作地が広がる。たばこ製造の中心地として有名であり、その他の工業としては繊維、食品加工、肥料、化学製品などがある。1750年ころから定住が始まり、南北戦争当時には小さな村にすぎなかったが、その後のたばこ産業の発展によって成長した。1959年にダーラム、チャペル・ヒル、ローリーを結ぶ三角地域内にリサーチ・トライアングル・パークが建設され、各種の研究機関が集中している。デューク大学、ノース・カロライナ・セントラル大学の所在地でもある。
[菅野峰明]