ダーンバード(英語表記)Dhānbād

改訂新版 世界大百科事典 「ダーンバード」の意味・わかりやすい解説

ダーンバード
Dhānbād

インド北東部,ビハール州東端のダモーダル河谷の鉱業都市。人口19万8963(2001),大都市域人口106万4357(2001)。周辺はジャリア炭田をはじめコークス用歴青炭が多く産出する。炭田の開発とともに1895年には積出鉄道が開通し,都市形成をみた。1926年にはインド鉱山応用地質大学も設置され,国立燃料研究所もある。交通の要地で,鉄道,道路が分岐する。米,小麦,ナタネを集散するほか精米食料,各種消費財,金属化学などの諸工業が立地している。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダーンバード」の意味・わかりやすい解説

ダーンバード
Dhānbād

インド北東部,ビハール州東部の炭鉱町コルカタ (カルカッタ) 北西約 246km,チョタナーグプル高原東端,インド最大の炭田であるジャリヤ炭田の東部に位置。南方ダモダル川の総合開発計画によりダムが完成し,周辺に機械,化学工業発達。米,トウモロコシ,搾油用種子など農産物集散地。ビハール大学所属の鉱業学校があり,中央燃料研究所もある。人口 19万 8963 (2001) 。

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