チェリュスキン岬(読み)ちぇりゅすきんみさき(英語表記)Мыс Челюскин/Mïs Chelyuskin

改訂新版 世界大百科事典 「チェリュスキン岬」の意味・わかりやすい解説

チェリュスキン[岬]
Mys Chelyuskin

ロシア連邦中部,タイミル半島の最北端を形づくる岬で,地球上の大陸部の最北端である。位置は北緯77°43′,東経104°18′。タイミル自治区に属する。1932年から北極海の気象水文観測所が建設され,観測が続けられている。岬の名称は,北方大探検に参加し,1742年にはじめてこの岬に立ったチェリュスキンSemyon Ivanovich Chelyuskinを記念したものである。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チェリュスキン岬」の意味・わかりやすい解説

チェリュスキン岬
ちぇりゅすきんみさき
Мыс Челюскин/Mïs Chelyuskin

ロシア連邦北部、北極海に臨むタイミル半島北端の岬。北緯77度43分、東経104度18分に位置し、ユーラシア大陸の最北端にあたる。ラプテフ海カラ海を結ぶビリキツキー海峡に面し、この海峡を挟んで、北極海に浮かぶ諸島セーベルナヤ・ゼムリャのボリシェビク島がある。1742年5月に北極探検家S・I・チェリュスキンが到達、これを記念して命名された。

[須長博明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チェリュスキン岬」の意味・わかりやすい解説

チェリュスキン岬
チェリュスキンみさき
mys Chelyuskin

ロシア中東部,東シベリア北部,タイムイル半島北端にある岬。ユーラシア大陸の最北端にあたり,ビリキツキー海峡をへだててセーベルナヤゼムリャーと相対する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android