チエンラーイ(英語表記)Chiang Rai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チエンラーイ」の意味・わかりやすい解説

チエンラーイ
Chiang Rai

タイ北端部にある町。チエンラーイ県の県都。メコン川流域で,ラーウ川とヤーウ川が合流してゴック川となる地点に位置する。定期便の就航する空港があり,ミャンマーラオスに通じる山間道路の要衝である。13世紀にタイ族のラーンナータイ国の王によって建設された。今日バンコクにある有名なエメラルド仏(→ワット・プラ・ケオ)は,1436年チエンマイに移されるまで町の寺院にあった。周辺にはアカ族ほか多くの山岳少数民族が住み,タバコ,モチイネ,トウモロコシの栽培が盛ん。多くの精米工場があり,チーク材,コーヒー,米の取り引きが行なわれる。人口 6万1188(2000)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android