チャタテムシ類(読み)チャタテムシるい(英語表記)Psocoptera; psocid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャタテムシ類」の意味・わかりやすい解説

チャタテムシ類
チャタテムシるい
Psocoptera; psocid

チャタテムシ目に属する昆虫総称。微小ないし小型の軟弱な昆虫で有翅または無翅。有翅のものでは翅脈は単純で,後翅は前翅よりはるかに小さい。不完全変態頭部は大きい。複眼は小さく左右に離れる。単眼は3個あるが,ないものもある。口器は咀嚼型。触角は糸状。前胸は小さく,非常に細く頸状である。肢は細いが,腿節が肥大するものもある。 跗節は2~3節。樹幹,樹枝,葉上,岩石上,室内などにすみ,藻類や菌類を食べ,なかには乾燥食品や書籍,動植物標本などを食害するもの (コナチャタテなど) もある。 (→昆虫類 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android