チャラン(茶蘭)(読み)チャラン(英語表記)Chloranthus spicatus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャラン(茶蘭)」の意味・わかりやすい解説

チャラン(茶蘭)
チャラン
Chloranthus spicatus

センリョウ科常緑小低木南西諸島から中国南部,マレー半島などの原産で,江戸時代に日本に伝えられた。茎は緑色でやや軟らかく,ふくれた節をもつ。葉はややチャに似て楕円形で波状の鋸歯をもち,葉質は厚く暗緑色光沢があり,対生する。初夏に,茎頂で2~3分枝し,円錐状の複穂状花序をなして黄色の小花を多数つける。花は無花被であるが香りがよい。観賞用として栽培される。和名は葉がチャに似ていることによる。

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